前を見て


わたしは決めたの。

今日で『恋人』は終わりにすることを。

わたしには2択、選択肢があった。

ひとつは、このまま付き合い続けて、いつか、区切りがついたときに、黙って昂の前からいなくなること。


もうひとつは、お別れして、幼馴染みに戻って昂のそばにいること。
幼馴染みに戻れるかは賭けだった。
けれど、たとえ幼馴染みには戻れなくても、昂の近くにいたかった。

そして、わたしは別れる方を選んだ。

わたしは、別れてでも、恋人じゃなくても
昂と

ハナレタクナイ

< 21 / 21 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop