僕のトライアングル 君のトライアングル
七海は思いっきり息を吸い込むと、僕に囁くように言った。

「...好きです」

「えっ...」
一応わかってはいたものの、いざ言われるとなんだかこっちも恥ずかしくなって
顔が真っ赤になってしまう。
僕が顔を赤くしてその場に立ちすくんでいると、七海は続けて言った。
「あのね、別に返事は遅くなってもいいから!私は私の思いを伝えられただけで満足だから!
じゃあね!」
彼女は校門に向かって走り去っていった。
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