僕の心は、君の想いで出来ている。








彼女の名前は、冬野 雪 世間一般からみれば幼馴染という言葉が当てはまるかもしれないからね。



「はは、これが僕たちの毎朝のルーティンみたいなものじゃないか。」





「こんなルーティンがあってたまりますか、私だけ傷ついてるじゃないか」

「君だけ?仕返しに雪さんだって、攻撃してくるだろ?・・・まあ、今日のは今までで、一番強烈だったけど。」




「ふふ、そうかいそうかい。毎日このために力をつけたからね」





雪はボクシング選手の真似をする。




「まあ、なんにしてもだ。湊があまり落ち込んでなさそうでよかったよ。」





「バーカ・・・これでも、けっこう落ち込んでるよ。涙は、今日の朝に枯らしてきたからそう見えるんだよ。」





湊は、雪に聞こえないようにそっとつぶやいた。



「何か言った?」




雪が聞き返す。

「元気いっぱいだって言ったんだよ。」

と湊が言うと、雪は「そう」と言って頷いた。








































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