初雪の恋
チャレンジ
「毎日どんなに勉強したって、全然成績は上がらないし。周りからも、ランクを下げた方がいい。て言うから。」
「ただ、亡くなったお母さんが、お父さんと出会った学校だから、行こうと思っただけで、どうやって、勉強したらいいのか、わかんなくなってきた。」
私何言ってるだろう。昨日会ったばっかりの人に…。
でも、誰かに聞いて貰いたかった。
すると、さっきまで、黙って私の話しを聞いていた、男が、口を開いた。
「勉強の仕方が分からないなら、俺が、教えてやるよ。昨日泣かせてしまったお詫びに。」
はぁ?あなた勉強出来るんですか?だって正直見た目は、かっこいいけど、なんか、遊んでそう。
疑いの目で見ているのに、気付いたらしく、少し不機嫌な顔をして、私の目の前に一枚の学生証を出す。
『K大教育学部3年 水城 海斗』
と書いてある。
「えー!!現役のK大生なんですか?」
K大は国立大では、かなり有名な大学だった。しかも、教育学部。