甘い罠
「手伝わなくて大丈夫?」


『うん!今日はお兄ちゃんはお客さんね!』


「それならいいんだけど・・・なんかつまんねーな」



『お兄ちゃんはいつも作りすぎなの!じゃ、先行ってるから絶対来てね』




荷物を持って学校まで走る


「遥!」


『圭!』


校門のところで圭が呼んだ


『どうしたの?こんな早く』


「それが、三年なのに大学決まったやつらだけで店だすことになってさー」




大学決まった?


圭、決まったのかな



あたし・・・聞いてないよ



『・・・圭ッ』


「あー・・・ごめん。また後でな!」



そういうと圭は逃げるように学校に入っていった




圭は何かあたしに隠してる


何かわかんないけど・・・


って、こんなこと考えてる場合じゃなかった!





< 135 / 221 >

この作品をシェア

pagetop