甘い罠

衝撃

無事、文化祭が終わった



男子たちも疲れたみたいだけど楽しかったって言ってた




「お疲れ様」


ジュースが拓磨から手渡された




『ありがと』



「いいえ」


そう言うと、拓磨はあたしの隣に腰掛けた



でも今日はそれが嫌じゃなかった


よくわかんないけどね




「楽しかった?」


『あ・・・うん。でも、急がしかった!』



「人気だったもんねー。きっと学校イチだったね」


『うん。きっと・・・』




たわいない話


聞きたいこともたくさんあったけど



やめておいた
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