甘い罠
「遥・・・聞いてくれる?」


『何を・・・?良くない事ならイヤ』




「・・・良くは無い。けど大切なことなんだ」




お兄ちゃんのほうへ目をやる


目を伏せたまま何も言わない




『・・・どうしても?』



「うん、聞いて欲しい」



『・・・・わかった』




いつに無く圭の真剣そうな顔をみて


聞かなきゃいけないような気がした





「雅人もいてくれるよな?」


「・・・あぁ」




そういうとあたしをソファに座らせた
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