甘い罠
「元気だった?」


『うん、圭は?』


「まぁ、普通かな」





なんかぎこちない会話


まるで別れた二人が逢ってしまったみたいな…


ドラマみたいに…ね



『なんか…ぎこちないね』


「だな」



『あ、留学の準備はどう?進んでる?』


「まぁまぁかな。英語を必死に叩き込んでる」




といって圭は自分の頭をつついた


仕草はいつもどうり




でもなんでだろう


ここにいる圭があたしの知っている圭じゃない気がするのは…
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