甘い罠
次の日


あたしとお兄ちゃんは早起きしてその部屋の掃除


誰が来てもいいようにしなきゃね!



一通りきれいになったところでチャイムがなった


「お、きたな」


『あたしが出るー!』



ぱたぱた走って玄関を開ける


『はーい』


「お世話になります。吉田です。・・・?!」


『えっ?!』


礼儀正しく頭を下げていた男の子の顔が上がる



どこかでみたような顔


どこかでかいだ香水のにおい



どこかで聞いた苗字!


『吉田・・・拓磨?』


「遥ちゃん?」






まさか!






まさかお父さんの知り合いの子ってコイツ??




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