甘い罠
『圭ちゃん?』


ちょっとしゃがんで圭ちゃんを覗き込む


「わっ!遥・・近いよ!」


顔を真っ赤にしながらちょっと退く圭ちゃん


・・・何か隠してる!


「圭?俺先もどるわ」


「おう・・・」


お兄ちゃんも戻るとか言って


何二人で隠してるのかな?



『どうしたの?顔真っ赤だよ?』


「~っ!」




圭ちゃんったらぷいっと顔をそらしちゃった


やっぱり変だ!



『どうしたの?なんか変だよ?熱でもある?』


「熱は無いから・・大丈夫!」



とか言ってるけど顔・・真っ赤


「ちょっと俺の話に付き合ってくれる?」


『うん』



二人の間に心地いい風が吹いた
< 57 / 221 >

この作品をシェア

pagetop