甘い罠

告白

『嘘だよーだ』


「わかってる」


にィっと笑う圭ちゃん


なんで


そんなにかっこいいと思わせるんですか?


あたしもなんでこんなにドキドキしちゃってるんですか?




『圭ちゃん・・・。あたしも圭ちゃんのこと好き・・・みたい』



そうゆうと圭ちゃんはあたしのことを抱き寄せた




「ホント?」


声が震えていた



『うん。あたしなんかでよければ・・・お願いします』




さらに力強く抱きしめられる



「ありがとう」



『うん』




圭ちゃん、今どんな顔してるのかな?


見たいけど見えないや


もぞもぞ動く


「どした?」


『んー。圭ちゃんの顔が見たいなぁって』


「見ちゃだめ!」





そういって目かくしされちゃった



「それと、今日からちゃん付け禁止!圭ってよんで!」




また無茶なご要望で・・・


『努力・・・する』


「よろしく!」


その日からあたしと圭は付き合ったの


あとから聞いた話だと圭はずっとあたしのこと好きでいてくれたんだとか・・・



なんか、うれしいよ・・ね
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