甘い罠
そこにいるのは気まずいからオーダーをとって下がる


「あれ・・あいつら付き合ってるのか?」


お兄ちゃんが別の客のケーキを持ってきてくれた


『よくわかんない!でも、いい感じだよね』




お兄ちゃんからケーキを受け取る


「ふーん・・・あ、これは3番ね」


『はーい』



何回か行き来してるうちに美香たちのテーブルのケーキができちゃった


「遥。これ、テラスの2だよ・・・俺行こうか?」


圭・・・なんて優しい心づかいなんだろう


心配してくれてる


なんかあたしって幸せ者なんじゃない?!



『大丈夫!あたし行くよ。圭は厨房もどって?』


「そう?無理すんなよ!」




そういって優しく頭をなでてくれた。



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