甘い罠
うつむくあたしの頭に何かが乗った



『ふぇ?』


「ま・・・気にするな。未来まであいつらに縛られることはない」


頭に上にあったのは


大きなお兄ちゃんの手





『あ・・・りがと』


「うん。さて・・・晩飯何食いたい?」



晩御飯・・・


食べてないんだった!



どうりでおなかが減ったなぁ・・って思うわけだ!



『あたし何か作るよ!』


「お!じゃあ、オムライス希望!」


『任せてよ』





家に帰る途中に見た月は


何か不気味な色をしていた



・・・まるで未来を暗示しているみたいに





< 92 / 221 >

この作品をシェア

pagetop