お手伝いさんは若の恋人
舞さんに抱きしめられて私がもがいているとその上から黒い大きな影が頭の上から覆いかぶされた。
フワーッといい匂いが・・ブルガリの香水の匂いがした。
舞何してる?と低い声で舞さんに話しかける。と
あっ要この子今日からお手伝いさんをしてくれる木村萌ちゃんよっと話してると私の体が後ろに引っ張られ抱きしめられていた。圭吾さんだった。
圭吾さんにすみませんと言い手をどけて組長さんに向き合いご挨拶をした。
本村萌です。今年高校卒業したばかりです。いろいろご迷惑おかけするとは思いますがよろしくお願いします。と頭を下げた。
組長さんは舞さんから一度離れ私によろしくな萌と抱きしめてくれた。すると後ろからまた圭吾さんが俺の萌に勝手に抱きつくなと組長さんと舞さんに言うと二人ともびっくりしたような顔をしていきなりクックックと組長さんが笑いだした。
お前も独占欲とか女に興味があるんだなと笑いながら舞さんをお姫様抱っこして奥の部屋に連れてった。

かっこいいなあ二人とも素敵だなあって思ってると後ろから黒いオーラが感じられる。
お前よくも俺の手を振り払ったな、覚えておけよと不敵な笑みを浮かべながらその場からいなくなった。

それを見ていた丸山さんは肩を震わせ笑いをこらえながら本村さん・・・いや萌さんと言わせてもらいますね。
あなた凄いです。最高ですよ。今までのお手伝いさんと違うしおもしろいことをやってくれると笑いが止まらない様子を私はじっと見ていた。
何が面白いんだろう?
そのあと食器の片づけをお手伝いして丸山さんに明日からの仕事内容を聞いてからお風呂に入らせていただいて、お布団をひいて中に入るとすぐに眠りについた。
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