お手伝いさんは若の恋人

場所は智君から聞いたので迷わず行けた。

圭吾さんの部屋の前で深呼吸をしてふすま越しから、山下様朝です。と声を掛けるが応答なし・・・・

仕方ないので、襖を開けて「失礼します。」と中に入った。

お布団の横まで行き、山下様朝です。起きてく…と言いかけた途端
いきなり天井が見えて私は圭吾さんのお布団の中へ
私の上には圭吾さんが覆いかぶさってしかも口角あげて意地悪な顔をしている・・・いやな予感

「萌ちゃんおはよう！！山下様じゃなくて圭吾って呼べ」と言われた。
萌、男の部屋なんかにうかつに入るな・・・・なにされても文句言えねえんだからな。それに昨日覚えとけって言ったよなと不敵な笑みをしながら言われうん、うんとうなずくと私の上からどいてくれた。しかもよく見たら上服着てない・・・・
たぶん私の顔はまっかになり目は涙がたまっていた。
お前のその反応かわい過ぎと言い抱きつかれて
私は、キャーッと声を出した。すると向こうからどどどっと秋さんが走ってきた。
若何やってるんですか？と私を引き寄せてくれて朝食準備できてますから早く来てくださいというと私の手を引っ張り圭吾さんの部屋を後にした。
秋さんは少し怒ってる風で私を自分の部屋まで連れて行って座らせると、私に言った。
他の男の部屋に絶対に入るな！！
あんなことになっても文句は言えないんだぞと言われた。