お手伝いさんは若の恋人
振り返ると、萌ただいま~と甘々な圭吾さんが抱きついてきた。
丸山さんのため息が漏れ私と圭吾さんを引き離した。
豪、おまえ何するんだと圭吾さんは言うと萌さんは食事の準備をしてるのですから危ないでしょ?
あなたは、書類に目を通してくださいと部屋に連れて行かれた。


☆圭吾☆
豪、おまえ何の真似だ?
と睨みつけると、豪はメガネを人差し指で上にあげながら俺に言った。

萌さんを後ろから抱きしめたり、布団の中に引きずり込んだり何を考えてるんですか?と豪が言う言葉に驚き
なんで知ってるんだ?と聞くと

秋が話してくれました。とあいつ・・萌がきてから様子がおかしい・・・

若聞いてます?と聞かれ

もう一回いいか?と聞くとため息をつきながら俺にあんまり極端なスキンシップは困ります。
萌さんはお手伝いさんなんですよ。

若の彼女もしくは奥さんであれば別です。というと
じゃあ俺は萌と結婚する!!と言うと
何考えてるんですか?あなたは極道、萌さんは一般のお嬢さん
しかもお手伝いさんですよ。

この世界に入れば命をねらわれたり怖い思いをさせたりするかもしれないんです。そんなことも考えず自分の気持ちだけで動くなんて若らしくありませんと豪に言われた。

豪、それでも俺は、萌が欲しい

わがままだってことも承知だ・・・・

でも、今までこんな気持ちになったことがなかった。

どうしても・・・・・と俺が言う言葉を重ねるように豪は
「若あなたには結婚できない理由があるでしょ!!そこを考えてください。」
と豪は俺の部屋から出て行った。
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