信じてみませんか??
バンっ‼︎
私は瞬時に気がついた。
本当に狙ってたのは綾奈。
母様の方がダミーで背後から父様が撃つ。
私は綾奈を抱きしめて当たらないようにした。
「ぅ……」
鋭い痛みがきた。
はは、死ぬのかな?
綾奈を守れて死ねるのなら私嬉しいな。
綾「……ゆうり?
悠里っ、悠里!!
なんで私なんて庇ったの⁉︎」
「あ……やな。
私の……たった…ひとりのおねぇ……ちゃん。」
綾「っ(泣)」
瞼が重くなってく中私は最後の力を振り絞った。
「綾奈……笑って。
もう、綾奈の泣いた顔みたくなの。
だから、笑って。」
綾「悠里……」
そう言って綾奈は泣きながら笑ってくれた。
「綾奈大好きだよ。」
私は意識がなくなった。
静かに深海のような真っ暗の世界に落ちて行った。