俺様社長と強引で甘々な結婚
突然のプロポーズで強引な結婚?!
「社長、すみません。今、叔母から電話が掛かってきて、帰らなくてはいけなくなってしまいました」


せっかく髪型もお団子にして、可愛くしたのに、突然、掛かってきた叔母からの電話。


「大事な話があるから、すぐに帰って連絡してほしいの」


叔母から電話なんて珍しい。
まさか、両親に何かあったのかもしれない。


そんな不安な気持ちを抱いたまま、戸締りを済ませ、急いで社長の元に向かった。


マンションの前で待ってくれていた社長の車に駆け寄って、ドアを開けると笑顔で迎えてくれた社長。


でも、私がそう告げると、少しだけ寂しそうな表情に変わった。


「何かあったのか?」


「叔母から、大事な話があるから家に帰って再度、連絡してほしいと言われたんです」


もし、両親に何かあったらどうしよう。
不安が頭の中を駆け巡る。


「乗れ、家まで送ってやるから」

「すみません」


こんなときだからこそ、社長の優しさが心にしみる。


お言葉に甘えて、助手席のドアを開け、車に乗せてもらうことにした。
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