俺様社長と強引で甘々な結婚
「・・・はい。そうですね。すみません。私、全部自分がやればいいって思ってました」


「そんなんだから男もいねえんだろ。ほらっ、男がいねえかわいそうな理央ちゃんに飯、奢ってやるからさっさと用意してこいよ」


「男がいないは余計です!傷つけられたので晩御飯、焼肉でお願いします!」


「しゃあねえな。じゃ好きなだけ食え食え。下で待ってるからな」


悔しい。


私の気持ちを知ってか知らずか社長はサラッと私の名前を口にしたり、スキンシップをしてくる。


あんな適当社長好きになんてなりたくなかったのに、今ではもう好きすぎておかしくなりそう。喧嘩友達くらいの関係が一番いい。


どうせ私は部下の一人で、社長はこんな私なんて何とも思ってないに決まってる。



火照った頬を抑えながら、パソコンを切って帰り支度を急いだ。
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