俺様社長と強引で甘々な結婚
「はぁ?決まってんだろ!俺らは恋愛結婚だ」
「えっ?恋愛結婚?」
「じゃなきゃお前の親に会って、結婚の許しももらってこねーだろが。それに、俺、好きでもねー女のために必死になるほど、お前みたいにお人好しじゃねーよ」
少しはにかんだ笑顔を見せた社長は、ポケットに手を入れ、ゴソゴソと何かを取り出すと、掌の上に置いて、私に差し出した。
「これ、欲しいだろ?だったら言えよ。お前、俺のことが好きだろ?」
「そんな、プロポーズ聞いたことないですよ」
本当にどこまでも俺様で、プロポーズなのに、私に言わせるなんて。
それなのに、それでも答える私は、それくらい俺様に夢中だということなんだろう。
「好きですよ。好きで好きで、たまらないくらい好きです!だからそれ、ください」
「お前こそ、なんだそれ。しゃーねーな。やるよ。言っとくけど、俺が指輪なんてやるのお前だけだからな」
「・・・だったらちゃんとプロポーズもしてください」
私にとっても初めてもらう指輪。
そして、一生に一度しかないこの瞬間。
それならちゃんとした言葉で言ってほしい。
「一度しか言わねーからな。お前のことが好きだ。俺と結婚してほしい、いや、俺と結婚してください」
「はい」
左手の薬指に嵌められたキラキラのダイヤモンドの指輪。
照れくさそうな顔をして言ってくれたプロポーズ。全部が昨日まで想像できなかったけれど、夢じゃない。
それを教えてくれるのは、社長とのキス。それがあまりにもドキドキして、心が壊れてしまいそうだから。
交際0日、この度、恋愛結婚することになりました。
「えっ?恋愛結婚?」
「じゃなきゃお前の親に会って、結婚の許しももらってこねーだろが。それに、俺、好きでもねー女のために必死になるほど、お前みたいにお人好しじゃねーよ」
少しはにかんだ笑顔を見せた社長は、ポケットに手を入れ、ゴソゴソと何かを取り出すと、掌の上に置いて、私に差し出した。
「これ、欲しいだろ?だったら言えよ。お前、俺のことが好きだろ?」
「そんな、プロポーズ聞いたことないですよ」
本当にどこまでも俺様で、プロポーズなのに、私に言わせるなんて。
それなのに、それでも答える私は、それくらい俺様に夢中だということなんだろう。
「好きですよ。好きで好きで、たまらないくらい好きです!だからそれ、ください」
「お前こそ、なんだそれ。しゃーねーな。やるよ。言っとくけど、俺が指輪なんてやるのお前だけだからな」
「・・・だったらちゃんとプロポーズもしてください」
私にとっても初めてもらう指輪。
そして、一生に一度しかないこの瞬間。
それならちゃんとした言葉で言ってほしい。
「一度しか言わねーからな。お前のことが好きだ。俺と結婚してほしい、いや、俺と結婚してください」
「はい」
左手の薬指に嵌められたキラキラのダイヤモンドの指輪。
照れくさそうな顔をして言ってくれたプロポーズ。全部が昨日まで想像できなかったけれど、夢じゃない。
それを教えてくれるのは、社長とのキス。それがあまりにもドキドキして、心が壊れてしまいそうだから。
交際0日、この度、恋愛結婚することになりました。