俺様社長と強引で甘々な結婚
「じゃあ、今日はりいちゃんを独り占めさせてもらいましょか」


家に着いてこれからご飯でも食べに行こうかと話していると、春馬さん宛に緊急の連絡が入った。
どうやら会社でトラブルがあったらしい。詳しくは教えてくれなかったけれど。


「私も行きます。気になりますし」


「バカ。こういうときに俺がいんだよ。俺の見せ場とんじゃねえよ。お前はいとこと観光でもしてこい」


「そうやね。二人で積もる話もあることやし、お言葉に甘えさせてもらいましょか」


結局、会社へは春馬さんだけが向かうことになり、私はアキちゃんと二人で観光に出かけることになった。
そして、春馬さんは出掛けに、アキちゃんが実家に到着したことを連絡している隙に、私をぎゅっと抱きしめた。
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