俺様社長と強引で甘々な結婚

「私は、春馬さんが私を好きになってくれたように明確には覚えていないんです。でも、気がつくと春馬さんの優しさや、強さ、かっこよさ全てが好きで、その思いは強くなるばかりでした。なので私、自分が好きな人と結婚出来て今、本当に幸せです」


「だって、春馬良かったわね。いやぁラブラブでいいわね」


まさかそこに春馬さんが戻ってきているとは思わなくて思いの丈を語ったけれど、さすがにそれを本人に聞かれるなんて。


でも、いつも春馬さんは私に言ってくれているから私もやっぱり伝えたい。春馬さんのことが好きだということ。


「うるせえよ。それより、もうすぐ親父も来るんだろ？今日は鍋だから。どうせ高級なものは食べ飽きてんだろうしな」


「お鍋いいわね。向こうだとあまりお出しのお鍋を食べれないから嬉しいわ」



お義母さんの携帯が鳴って、立ち上がり、部屋を出たので私は春馬さんの腕をキュッと引っ張り彼を屈ませると耳元で気持ちを伝えた。


「私は、春馬さんが大好きです」


「バーカ。俺は愛してんだよ」



結局、私はいつも春馬さんには勝てずドキドキさせられるばかりで勇気を出した告白もさらっと超えられてしまった。