スーパーアイドル拾いました!
別れ
「おはようございます!」
いつものように元気で言ってはみたものの、夕べは食べ過ぎ、飲みすぎ、歌い過ぎで体が重い。
でも、海斗の歌も生で聞けたし、楽しくてたまらない夜だった。
「おはよう、柚奈! なんか疲れてない?」
望がニヤリと柚奈を見た。
「夕べ、遊び過ぎちゃった」
「あらあら、カッコいい彼に振り回されちゃって……」
「そんなじゃないわよ!」
柚奈が望を睨んだ。
「柚奈さん! 梅田さん到着です」
「はい!」
柚奈は梅田の元へ行き、屈みこんで目を合わせた。
「あら、柚奈さん…… 来てやったわよ……」
梅田は、いつもの憎まれ口を叩くが、日々弱くなってきているのが分かる。
消して元気になっていく事は無いとが解っていても、変わらない声掛けに努める。
「梅田さんが、来てくれないと寂しいですから……」
「そうかい……」
梅田の表情はいつになく穏やかだ……
「梅田さん、お茶でも飲みますか?」
「柚奈さん…… 少し、外の風にあたりたいわ……」
「わかりました。車椅子、押しますね」
いつものように元気で言ってはみたものの、夕べは食べ過ぎ、飲みすぎ、歌い過ぎで体が重い。
でも、海斗の歌も生で聞けたし、楽しくてたまらない夜だった。
「おはよう、柚奈! なんか疲れてない?」
望がニヤリと柚奈を見た。
「夕べ、遊び過ぎちゃった」
「あらあら、カッコいい彼に振り回されちゃって……」
「そんなじゃないわよ!」
柚奈が望を睨んだ。
「柚奈さん! 梅田さん到着です」
「はい!」
柚奈は梅田の元へ行き、屈みこんで目を合わせた。
「あら、柚奈さん…… 来てやったわよ……」
梅田は、いつもの憎まれ口を叩くが、日々弱くなってきているのが分かる。
消して元気になっていく事は無いとが解っていても、変わらない声掛けに努める。
「梅田さんが、来てくれないと寂しいですから……」
「そうかい……」
梅田の表情はいつになく穏やかだ……
「梅田さん、お茶でも飲みますか?」
「柚奈さん…… 少し、外の風にあたりたいわ……」
「わかりました。車椅子、押しますね」