危険なアイツと同居生活【番外編】
出来た鍋を二人で食べた。
「外は寒いけど、今はあったかいね」
嬉しそうに蒼は言う。
「クリスマスとかイベントも大切だけど、こんな普通の日々も大切なんだよ」
蒼の言葉に頷いた。
……そうだよね。
今までは、蒼とゆっくり出来る、こんな時間滅多になかった。
社会人になったらやっぱり自由な時間は減るだろうし、Fが活動再開したら、もっと時間もなくなるだろう。
だから、この何でもない特別な毎日を大切にしたい。