危険なアイツと同居生活【番外編】
「ねぇ碧。
この坊や、あなたに似てるわねぇ」
派手な女性が笑い、碧は勝ち誇ったように再び女性の尻を揉む。
やめて!
碧はそんなことしないのに!!
それなのに、その女性は嬉しそうに偽碧に身を寄せた。
そして……
「困るんだよな、俺のマネされるの。
でも、どれだけマネされても、所詮こいつはダセェ偽碧だけど!」
偽碧は最低な言葉を吐いた。
それをそっくり返してやりたい。
だって……
蒼が本物の碧だもん。
この人、蒼が碧だって気付いていないの!?
蒼は無表情で偽碧を見ていた。
だけどアタマが、プッチーンと切れた気がした。