危険なアイツと同居生活【番外編】





「唯は蒼君と一緒に暮らすの?」




芽衣の言葉に頷くあたし。




都内の新居に引越しも済ませた。

今日卒業式を終えたら、あたしたちは新たな場所へと旅立つ。





「芽衣は県外だよね。

寂しくなるね」




すごく寂しい。

充実した四年間だったからこそ、しばらくは思い出に耽ってしまうだろう。

だけど、この先にもきっと新たな未来があると信じている。




「頑張ろうね。

これからもずっと、友達だよ」



< 164 / 169 >

この作品をシェア

pagetop