危険なアイツと同居生活【番外編】
桜の舞う中、真新しいスーツに身を包んだ学生が、キャンパスを歩いていた。
そして、彼らの周りにはたくさんの在学生が集まってきて、サークル活動の勧誘を行なっていた。
そんな様子を、蒼とベンチに座ってぼーっと眺めていた。
蒼と会ったのも、こんな桜の綺麗な晴れた日だった。
契約したマンションに入ると蒼がいて……
心臓が止まりそうになったんだ。
あの日のことを昨日のように覚えている。
それなのに、もう三年が経過したんだ。