危険なアイツと同居生活【番外編】








あたしと芽衣の仕事は、会場の案内係だった。

お客様を座席へと誘導する係だ。





「トイレはこの四ヶ所。

ここの扉は関係者口だから、使わない」




そんな説明を延々と受け、頭に叩き込むのがやっとだった。

その間にも、機材搬入が行われていて。

ホールに重いものを下ろす音や、金属の音が響いていた。


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