危険なアイツと同居生活【番外編】






車は住宅街を抜け、海沿いを走る。

人気の住宅地で、高層マンションがキラキラと輝いていた。

そんなビル群を抜け……

車は木々が茂る緑地帯へと入っていく。

都会にあるのに、都会とは思えないような広大な公園。

その駐車場に、蒼は車を停めた。






「テスト前であんまり遠出は出来ないからさぁ。

ここでいいかな?」




そんな蒼の言葉に大きく頷いた。





蒼と一緒なら、どこでもいい。

蒼の隣にいて、幸せを感じて。

それだけであたしは満足なんだ。



< 61 / 169 >

この作品をシェア

pagetop