危険なアイツと同居生活【番外編】








大学生の夏休みは長い。

二ヶ月間も休みだなんて、今後一生味わえないだろう。

だけど、大学四年生にもなると、ゼミや研究室があって。

特に蒼はだいたい毎日学校に行っていた。

それでも蒼に言わせれば毎日暇らしく、研究にバイトにと生活を送っていた。






「あっ、唯ちゃん!」




バイトが終わると、近くの本屋にいた蒼に呼び止められた。


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