危険なアイツと同居生活【番外編】
「あ、蒼。
待っててくれたの?」
あたしの言葉に、
「うん。ちょうど研究室から帰るところで」
蒼は嬉しそうに言う。
「唯ちゃんと久しぶりに美味しいものでも食べようかなぁ、なんて思って」
そんな蒼の言葉が嬉しい。
「だけど、まだ三時だよ?」
「うん。三時のおやつだよ」
相変わらず甘党でお菓子大好きの蒼。
そんな蒼と乙女っぽいスイーツを食べるのも大好きだ。
今まではそんな時間はほとんどなかったが、今はこうやってたくさんカップルらしいことができる。
Fが活動休止しているのは寂しいが、蒼といられる時間が増えたのは嬉しかった。