溺愛は突然に…
「…元気がいいな」
そう言って微笑んだのは、社長。
「…社長、面接は合格です」
海原の言葉に、社長は納得したように頷く。
「…そう、じゃあ、今日から宜しく。誰さん?」
楓は慌ててカバンの中から、履歴書を取りだし、社長に手渡しながら言った。
「…K大学1年、西村楓です。精一杯頑張りますので、宜しくお願いします」
そう言って頭を下げた楓。
頭を上げた楓に、スッと近づいた社長は…
「…○×△□!!!」
楓は驚きすぎて固まる。
なぜ固まったのか?
それは、社長が楓の手の甲にキスをしたから。
「…このデザイン会社の社長、西城陽翔です。宜しく。業務内容は海原に聞いて」
それだけ言うと、陽翔はさっさと社長室に閉じ籠ってしまった。
方針状態の楓に、海原が淡々と話始める。
「…俺の名前は海原彰人(かいばらあきと)、好きなように呼んでくれたらいいから。楓の席は、俺のとなり。パソコン出来るんだろ?この手書きの資料、デスクの上のパソコン立ち上げて、まとめて。あ、いつバイトに来れるか、毎月始めに、1ヶ月分の予定、提出して」
「…」
心ここにあらずな楓を見て、溜め息をついた彰人は、楓の目の前で両手を叩く。
「楓!」
「…は、はい?!」
「…社長の行動にイチイチ反応してたら疲れるよ?勘違いするなよ?あんなこと、だれにでもやってるんだから」
「…誰にでも…」
「…さっさと動いて」
無表情な彰人に困惑しながら、楓は言われたことを始めた。
そう言って微笑んだのは、社長。
「…社長、面接は合格です」
海原の言葉に、社長は納得したように頷く。
「…そう、じゃあ、今日から宜しく。誰さん?」
楓は慌ててカバンの中から、履歴書を取りだし、社長に手渡しながら言った。
「…K大学1年、西村楓です。精一杯頑張りますので、宜しくお願いします」
そう言って頭を下げた楓。
頭を上げた楓に、スッと近づいた社長は…
「…○×△□!!!」
楓は驚きすぎて固まる。
なぜ固まったのか?
それは、社長が楓の手の甲にキスをしたから。
「…このデザイン会社の社長、西城陽翔です。宜しく。業務内容は海原に聞いて」
それだけ言うと、陽翔はさっさと社長室に閉じ籠ってしまった。
方針状態の楓に、海原が淡々と話始める。
「…俺の名前は海原彰人(かいばらあきと)、好きなように呼んでくれたらいいから。楓の席は、俺のとなり。パソコン出来るんだろ?この手書きの資料、デスクの上のパソコン立ち上げて、まとめて。あ、いつバイトに来れるか、毎月始めに、1ヶ月分の予定、提出して」
「…」
心ここにあらずな楓を見て、溜め息をついた彰人は、楓の目の前で両手を叩く。
「楓!」
「…は、はい?!」
「…社長の行動にイチイチ反応してたら疲れるよ?勘違いするなよ?あんなこと、だれにでもやってるんだから」
「…誰にでも…」
「…さっさと動いて」
無表情な彰人に困惑しながら、楓は言われたことを始めた。