TIMELEAP2
「聞いているのかっ!」

「聞いています」

「じゃあなぜ答えぬのだ、まさか、反抗期、が来たとでも思っているのか?うちに反抗期などない…いや、ありえない話だ。いい結果を残せもしない奴が一丁前に反抗などできると思うな。」

悔しい。けれど返す言葉がない。全て当たっている。

「なんだ。その目は」

私は今きっとひどい顔をしていると思う。

目の縁が熱いし、唇は震え、目はお父さんへ恨みのこもった目をしている。





































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