桜の季節になれば
プロローグ


桜が花咲く季節

君との思い出がたくさんつまった季節

君とたくさんの約束をした季節

私たちはいつも大きな桜の木の下にいた。

――「ずっと一緒にいようね。」

――「これからもずっと...。」

君が私の手を握って微笑みながら言った。

その笑顔が綺麗で、私も微笑み返した。

それだけで私は何も言わなかった。

それから先、君が隣にいてくれることは当然のことで、いわなくても伝わると思って....。

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