【企&短】だから、ボクを愛してよ。
「.........じ、じゃあ......51%」
ん?
半数超えてきた。
なにこれ、言えばあげてくれる方式??
てか、そもそも私の隣嫌とかじゃなかったりして。
試しに...
「本当は100%が良いんだけどなぁ...でも、それは図々しいよね」
落ち込んでいる様子を演じて、鳴海くんを伺う。
どうくる??
「...っ、し、仕方がないから。100%にしてあげる。言っておくけど、仕方がなく!だからね!!」
......私の予想通りの反応すぎて...
「あ、ありがとうございます」
素直にお礼を言うことしか出来ない。
でも、お礼を言えば恥ずかしそうに口の前に手を当て〝うん〟とか言う鳴海くん。
その姿に私の胸は飛び跳ねた。
それから私達は午前中の授業を受けた。
授業中にも何かしらやってくると思っていたが、授業は真面目に受けているようで、少し安心したと同時になんだかちょっぴり寂しく感じる。
早く、昼休みにならないかな。
きっと、昼休みには鳴海くんのツンデレが発動するから。
完全に油断をしていた時、私の席に小さく折り畳まれた紙が横から飛んできた。