【企&短】だから、ボクを愛してよ。


鳴海くんの隣の席になって1週間。

そんな1週間で色々な事があった。



鳴海くんの代わりに、黒板の上を消そうとすれば...



『自分で消せるから、邪魔しないでくれる!?』



と言い、椅子をわざわざ持ってきて黒板を消してみたり。



身体測定で、身長が2mm伸びていたことを私に自慢してくるが...

私は1cm伸びていて、それを伝えれば落ち込み。



お弁当の時間にはいつも牛乳を飲んでいて、背を伸ばそうとしていたり。



少しでも大きく見えるように、髪の毛をツンツンして来て。

そのことを私は笑ってしまい、鳴海くんに怒られたり。



鳴海くんの隣になって、目まぐるしく1日が過ぎていく。



それは世界がカラフルに色付き。

見るもの全てがキラキラして見える、魔法にかかったみたいに。



だけど...

今の私は絶賛ピンチだ。

< 19 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop