【企&短】だから、ボクを愛してよ。
鳴海くんの隣の席になって1週間。
そんな1週間で色々な事があった。
鳴海くんの代わりに、黒板の上を消そうとすれば...
『自分で消せるから、邪魔しないでくれる!?』
と言い、椅子をわざわざ持ってきて黒板を消してみたり。
身体測定で、身長が2mm伸びていたことを私に自慢してくるが...
私は1cm伸びていて、それを伝えれば落ち込み。
お弁当の時間にはいつも牛乳を飲んでいて、背を伸ばそうとしていたり。
少しでも大きく見えるように、髪の毛をツンツンして来て。
そのことを私は笑ってしまい、鳴海くんに怒られたり。
鳴海くんの隣になって、目まぐるしく1日が過ぎていく。
それは世界がカラフルに色付き。
見るもの全てがキラキラして見える、魔法にかかったみたいに。
だけど...
今の私は絶賛ピンチだ。