好きになってはいけない人
「「「おはようございます。」」」
バイト先は 近所ではかなり人気の
ハンバーガー屋だ。
自営業で店長は優しいおじさん。
昼も忙しいはずなのに、私達が来るまで
1人で働いてるおじさんは。
私達が来る頃にはヘトヘトになってる。
「でも意外だなー。
カレンに好きな人いるなんて。
しかもカレンにあんなに大事にされてて
羨ましいなー。」
キッチンのトラには聞こえないような声で
チナツ先輩と立ち話。
「はは。」
少し下を向きながら 複雑な愛想笑いだ。
「どんな所が好きなの?」