ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】

「ねえねえっ」





突然隣の席から声をかけられ振り向くと、笑顔を浮かべた女の子の姿があった。





「私、八代和葉(Yashiro Kazuha)。隣の席同士よろしくね、姫城さん」





キレイな黒髪ロングの女の子だった。





ふわっとかけられたパーマが印象的だった。





「うんっこちらこそ、よろしくね八代さん」





まさかいきなり話しかけられるとは思っていなかったため少しびっくりした。





八代さんって言うんだ。

いい子そうだし、仲良くなれるといいな。





「いきなりだけど、なずなちゃんって呼んでもいい？」


「全然いいよっ」


「よかった！じゃ、私のことも和葉でいいからね」





和葉ちゃんは嬉しそうにふふふっと笑みを零していた。