ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「だよね、来栖くんならそう言うと思ってた」





「僕からも、質問いい?」





「ん?」





僕は真っ直ぐ先輩の目を見るといった。





「先輩はなっちゃんのことどう思ってるの?」





なっちゃんは自分が気づいていないだけで、昔からよくモテモテだった。





他の男と仲良くしてるだけでムカつくし、あんな可愛いなっちゃんを誰にも見せたくなかった。





なっちゃんが鈍感すぎるせいで、僕の苦労は絶えないんだよね。





他の男になんて絶対渡さない。


僕だけのなっちゃんなんだから。
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