ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】

♡Third♡

《なずな Side》





三人で買い物へ行った日から一週間が経過した。





これといったこともなく、平和に時が過ぎていた。





そんなお昼休み、教室で和葉ちゃんとお昼ご飯を食べていた。





「そういえば、日比谷先輩とはどんな感じなの?」


「えっ?ど、どんな感じって?」





突然出てきた名前に驚いて、お茶を零しそうになった。





「いい感じとか、あんまりとか!」


「うーん、別に普通だよ?」





今でも会ったら話すくらいの関係だし。





出会った頃と比べたら、そりゃ仲良くはなってるけど。





「もっと進展してるかと思ってたのにっ」





和葉ちゃんは何を期待してるんだか…





つまらなさそうに頬を膨らませていた。
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