ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「ほら蓮っ早く脱いで、教室戻るよ」





そういえば和葉ちゃんに、何も言わずに出てきちゃったし。





しかし、蓮は白衣を脱ぐことなく、私の腕を掴むと、強引にベッドへと座らされた。





「僕のこと先生って呼んだら、大人しく教室戻るよ」


「…はい?」





何を言っているのか、脳は理解出来なかった。


というか、理解するのを拒否した。





「一度やってみたかったんだよね~」





そう言って蓮は楽し気に笑っていた。





「もう、ばかなこと言ってないで早くそこ退いて」





心底呆れた目線を送ってみたが、退いてくれる気配がなかった。





「だーめ。ほら、早く」
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