ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
蓮に対する怒りも少し覚えつつ、私は口を開いた。





「それをあなた達に口出しされる理由なんて、ないと思うんだけど?」





いつまでも黙ってるなんて出来なかった。





こういうのはちゃんと言っておかないとね。





女の子たちは目を見開き驚いた表情を浮かべていた。





「私は蓮のこと幼なじみとして好きだし、大切だから、あなた達にそんなこと言われたくない」





蓮のことが好きなら本人に言えばいいのに。





きっと蓮のことだから、笑顔浮かべながら喜んでくれるよきっと。





言いたいことは言ったし、もうここにいる必要ないよね。





そう思い、私は空き教室を出て行こうとした。
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