ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「蓮、どうして…」





蓮の頬は真っ赤になっており、痛々しかった。





「だって~…なっちゃん来るの遅いから心配して探してたもん」





蓮は少し涙声になりながら、眉を八の字にさせていた。





「そしたら、なっちゃんが叩かれそうになってたから、思わず飛び出しちゃった」





「もうっばか!ちょっと待ってて」





私は急いで水道でハンカチを濡らしてくると、蓮の頬に当ててあげた。





「ん~冷たくて、気持ちい~」





「蓮が代わりに叩かれる必要なんてなかったのに…」
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