ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
喧嘩なんて一切しない蓮がわざわざ私のために体張ってくれるなんて…





思わず、涙が出そうになった。





「ありがとう、蓮」





「なっちゃんが無事でよかったよ」





そう言って私たちは見つめ合って、お互い笑いあった。





「いたっ」





「蓮、本当に大丈夫?さっきよりもちょっと腫れてきてるし…」





ハンカチ越しにも伝わる蓮の体温。





叩かれた頬が熱を含んでるのがよく分かった。





保健室へ連れて行った方がいいよね。
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