ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「蓮、保健室行こう?氷でちゃんと冷やそ?」





「やだっなっちゃんがいい」





そう言って、私が押さえているハンカチの上から蓮が手を重ねてきたのだった。





「なっちゃんの手、冷たくて気持ちいい」





「へっ」





蓮は気持ちよさそうに目を閉じ、私の手をスリスリと撫でてきた。





おかげで体中の血液が沸騰してしまいそうだった。





顔中に熱が集まり、心臓がドキドキと鼓動を増す。





なに、これっ…


なんで私、こんなに胸がドキドキしてるの…!?





相手は、蓮だよ!?

どうしちゃったのよ~!
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