ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「だよね…私もその時のこと、全く覚えてないもん」





自分が情けなくてため息をついた。





…蓮の腕の中で寝てた記憶はあるんだけどね。





あの時の私、どうかしてたかも。





「なっちゃんの寝顔可愛かったよ?」





「えっ」





そう言って蓮はペロッと舌を出して笑った。





ドキッ





そんな蓮を見ただけで、私の胸は大きく鳴った。





ど、どうして…
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