ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「分かった…補習はみてあげる。だから、プリントはちゃんと自分でやること。それでいい?」





「やったー!ありがとう、なっちゃん」





「ちょ、蓮っ」





蓮はパッと笑顔をみせると、そのまま私に抱き着いてきたのだった。





これは、まずい…!!





心拍数が徐々に加速をし始め、次第に顔に熱が集まりだす。





私の脳内もパニックを起こす寸前になっていた。





「もう、離れて…!」





少し強引に蓮の胸を押し返し、なんとか離した。





大体こんなところで、いきなり抱き着くなんて、おかしいでしょ。


誰も見てないよね?
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