ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
辺りをキョロキョロとしたが、人影はなかったため、ホッと一安心した。





「蓮っいきなり抱き着くのはやめて」


「どうして?」


「どうしてって…私が困るから」





そう言って私は顔が赤いのがバレないようにそっぽを向いた。





「僕は、なっちゃんに触れたいもん」


「触れたいって…」





私はおもちゃですかっ!





なんてツッコむ気力もなかったため、スルーをした。





「じゃ、私教室戻るから。また放課後ね」


「うん、ばいばい~」





なんだか最近、蓮と一緒にいると疲れる気がする。





無駄に心臓がドキドキするし、胸も苦しいし。





…それに、蓮がかっこよくみえちゃうし…?
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