ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「待って蓮!私たち、幼なじみだよ?やめて!」





何とか抵抗しようと足をバタバタさせたが、私の抵抗は無意味に等しかった。





この一線を越えたら、何かが変わってしまう。





そんな気がして、怖くてたまらなかった。





「やだ、待たない」





蓮は聞く耳など一切持たない様子だった。





心臓がこれ以上ないくらいドキドキと脈を打つ。





胸が苦しくて、呼吸もままならない。





こんなの…っ、蓮にバレちゃう…!





きっと蓮はいつもの冗談半分なのに…


キスなんてされたら、私はきっと…蓮のこと…っ
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