ウサギ系幼なじみの溺愛事情【完】
「幼なじみくんと何かあった?」





「え?」





図星を当てられ目を丸くさせた。





「俺でよかったら話聞くよ」


「渉くん…」





渉くんの優しい声に思わず涙が出そうになったが、グッと堪えた。





「実は…」





私たちは近くの空き教室へと場所を移した。





そして、蓮と何があったのか渉くんに打ち明けたのだ。





「ということがありまして…」





「なるほどね」





渉くんは一言そう言うと、真っ直ぐに私のほうを向いた。
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